パチスロ 007

パチスロ 007

 当時の若き貴族は、一度は軍の門をくぐり出世の足がかりにするのが当り前であり(拙作・ミリオタでなくても軍事がわかる講座「貴族のボンボンが国民軍の指揮をする?」参照)、大柄で健康そうな男が法務官の卵であることは根っからの軍人気質だった王子にとっては意外だったのでした

 その青年は、「私ごときが軍で昇進するとも思えないものですから」と答えます

ヴィルヘルム王子は、「私には君が法律家として大成するとも思えないがね」と不服そうに言うとその場を後にします

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 これが後のプロシア王ヴィルヘルム1世と宰相ビスマルクの出会いでした

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 ビスマルクという男は、そのいかつい容貌や保守・王権の信奉者という立場から見れば意外なことに若い頃から軍人が嫌いであり入隊しなかっただけでした

しかし、バリバリの軍人であるヴィルヘルム王と巧くやって行くには機嫌を損ねる訳に行かず、政治家として目立ち始めた後でも「なぜ軍に参加しない?」と王に問われれば「自分は軍で才能を発揮出来ない」などと言って常にやり過ごしました

 このようにビスマルクはヴィルヘルム1世を煙に巻き、真実を隠して物事を自分の都合のよいように誘導するのを常套手段として来ました

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 因みに普墺戦争後の9月、戦勝による勲章や昇進の「大盤振る舞い」が行われた時、61年にヴィルヘルム1世が国王となった時に「名誉少佐」とされていたビスマルクも「名誉」が取れて正真正銘の「少将」とされてしまい、部隊の指揮こそしませんでしたが軍人としての階級を与えられ「年貢を納め」ています

 そんな本当は軍隊嫌いのプロシア宰相ビスマルクが、ケーニヒグレーツ戦の直後にフランス帝国皇帝ナポレオン三世による普・墺・伊三国の講和斡旋を聞かされた時

 彼の頭にはある光景が浮かんでいました

 モルトケに劣らぬ愛煙家だったビスマルクは宰相になった後、度々プロシア軍の戦場を訪れて来ましたが、その時には必ずドゥブの丘でモルトケに開いた例のシガレットケースを持ち歩き、戦いの跡が生々しい戦場で一服するのが習慣でした

 ビスマルクがケーニヒグレーツの戦いが終わった直後、激しい騎馬戦が行われたストレセティク近郊を視察すると、そこには未だに馬の死骸や斃れた兵士が横たわっていて、負傷兵が担架兵に集められて後送されているところでした

 ビスマルクは馬から降りてその負傷兵たちを見舞おうと近付くと、担架兵からもう長くはないと後回しにされ、地面に横たわっていた一人の竜騎兵が弱々しく手を上げるのが目に止まります

 宰相が横たわる兵士に膝を折り、顔を覗くと兵士は、「何か、気付けになる様なものを頂けませんか」 兵士は瀕死の自分に近付くのが宰相だと気付いたのかどうかは分かりません